GANTZ  
2012.04.19.Thu / 20:25 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






理不尽にも巻き込まれてしまう、
異性人との戦闘。

自分の居場所を捜していた男。
最初はただのヒーロー気取りだった。
しかし、人を愛し愛され、大切な人を失ったことで目覚めてゆく。
そして、戦闘の混乱の中でさえ、
最後には自身の生き様を見つけ取り戻すことができた。

理不尽に支配された宿命の中でさえ、
自らの成すべきことを見つけ、
前に向かって進もうとした男たち。

そんな彼らの最後の覚悟に清々しささえ感じてしまう映画。




小学校では同級生だった玄野と加藤。
命を失い、他の人々とともに、
異性人たちとの戦いに巻き込まれてしまう。

玄野は、小学校の頃はヒーローだった。
弱い者を庇い加藤にも慕われていた。
しかし、いつの間にか、そんな生き方を見失い、
空気みたいに存在感も失ってしまった。

けれどガンツから得たスーツ。その絶大な力。
その力を自分の力と過信してしまう玄野。
人には必ず役目がある。
持てる能力を最大限に生かすことができる場所があるはず。
その場所を見つけたと勘違いしてしまった玄野。
俺が全て倒す。
けれど、それは無謀で皆を危険にさらす行為。
結果として仲間は死に窮地に追い込まれ加藤に助けられてしまう。
自分を助けてくれた加藤が深く傷ついた時、
そんな加藤を庇って岸本が死んでしまった時、
そして加藤が帰らぬ時、
自らの愚かさを知ることになる。

けれど、そんな玄野を多恵さんが救い出す。
自分を必要とする人々がいる。
そして、自分には、しなければならないことがある。
ようやく玄野はかつてヒーローであった自分を取り戻す。



人間ドラマとしては、少し薄味だし、
アクションシーンでは、
強力なはずの銃を撃たない人々に、いらいらさせられたり、
不条理に巻き込まれた人々の怒りが無かったりと
欠点も多く感じられる。
特に、異星人に、先に仕掛けてきたのはお前たちだ、と言われ、
憎しみの連鎖を問題提起されても、
玄野たちにはなす術もない。
この設定での、この問題提起には映画的に無理があると感じてしまう。

けれど、最後に玄野たちが選んだ道。
戦い、そして犠牲になった人々を全員、助ける。
そんな彼らの最後の覚悟に清々しささえ感じてしまう映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.981 / タイトル か行 /  comments(2)  /  trackbacks(2) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from YAN -

ヤンさん、こんにちは!

奇天烈な発想はミステリアスで面白かったんですが、
漫画的要素が強くて、いろいろ物足りない点がありましたね~

この前編の時点では謎だらけだったので、
(後編になっても結局そうでしたが)
彼らの覚悟にグッとくるものがあっても、
清々しさまでは感じられなくて・・・(^^;
後編はどうなるんだろう?が気になりました。

2012.04.21.Sat / 17:07 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

YANさん、こんばんわ。

世界観自身の発想はとても面白くて、
最初のわけも分からず巻き込まれてしまう雰囲気も面白かったです。
ただ、恐怖に立ち竦み銃すら撃てなくなる、
というのは、ちょっとやりすぎかとも思いました。

不満は多かったのですが、それでも、最後に
皆が一致団結して立ち上がり、困難に向かっていく、
だから後編はきっと、その辺りが中心に話が進んでいくと
思ったのですが、、、、
ちょっと残念でした。

それじゃ、また。

2012.04.22.Sun / 21:09 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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原作がマンガだけあって、星人がマンガチック・・・ もっと恐怖を感じる造形が良かったなあ。そこが残念な部分。 でも、登場人物のキャラは割としっかり描かれていたし、 設定の発想が面白くて、引き込まれ...
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