2023.05.11.Thu / 11:40
「ネタバレ」あり。ご注意願います。
彗星の衝突により滅びようとしている人類。
大災害を前にして再び愛情を取り戻す夫婦。
夫婦の絆の再生を描きたかった映画かもしれない 。
しかし、それより強く感じたのは、
宝クジの様なものに当たってしまった家族の悲劇。
人々から憎まれ狙われ、やむを得ず人を殺す。
選ばれなければ出会わずに済んだ悲劇。
そして、生き延びるかことが出来る可能性がある事を知らなければ、
跑く事もなく静かに心安らかに死を迎えたかも知れない。
大災害を前にして人々が生き延びるためとはいえ、
鬼畜の道を選んでしまうのは致し方ないのか。
そんな印象を持ってしまった映画。
建築技師のジョン・ギャリティ。
子供を強く愛してはいるが、
夫婦仲はあまりうまくいっていない男。